店舗物件の探し方
店舗による商売の成否は、その立地によって決まるといっても過言ではありません。しかも店舗は一度借りてしまえば、まず引っ越しはできません。店作りに関しては変更、修正はできますが、お店の場所を変える事は普通できないでしょう。大変な金額の投資をするのですから、物件を決めるには慎重の上にも慎重でなければいけません。みなさんのやる気満々でしょうから、ちょっと気に入った物件にあたると、すぐにそこで開店したくなるかもしれませんが、十分な調査なしに決めてしまうのは、自殺行為に等しいことです。駅前や商店街など人通りの多い場所を選べば一番なのでしょうが、初めからそんな場所に店舗を構えるだけの開業資金に恵まれている人はそういらっしゃらないでしょう。限られた開業資金の制約の中で最も恵まれた立地環境を確保するには、ラーメン屋に適した立地環境、条件を十分に研究しておかねばなりません。しかも、大切なのはこうした現在の条件を満たすとともに、むしろ10年後、20年後をイメージして洗濯することです。今は人通りが少ない場所であっても、将来、新しい駅ができるとわかっていれば、一考の余地があるということです。資金力の乏しさは、情報収集力でカバーできるのです。ある程度の目星をつけたら、何回も足を運んで、車や人の通行量、年齢層、服装、曜日や時間帯による変化も掴んでおく必要があります。下記表に立地について一般的な考え方を示します。ただし、あくまでも一般的なので、場合によっては当てはまらない事もあるでしょう。
主な立地条件
大都市商店街 どんな商売にも向いた最高の立地だと言えますが、
場所代も高いです。
よほどの採算効率でなければ、やっていけない。
大都市官庁・オフィス街 主にサラリーマン相手の商売になります。
平日昼食時に全てをかけましょう。
都市の地元商店街 JR・私鉄沿線の駅前の小さな商店街などは
昼間人口が少ないので、小規模の店で地元
固定客をねらうのがよい。
ただし日中は人が少ないので、競合店の有無
によってその条件は大きく変わってきます。
住宅街 朝、夕をのぞいて人通りは少なく、昼間人口も少
ない。地元に根付いた店がある場合も多いので、
新規参入はよほどのセールスポイントがないと難
しいでしょう。
都市郊外 幹線道路沿いなど、車での客を対象にします。
宣伝の仕方、店構えによっては、自動車客を対象
に広域の客層を得られます。
いずれにしても情報を集める事で、どのような場所でも、さらに条件を良くできます。しかし立地における限界というものは必ず出てくるでしょう。専門店をめざし、勝負する主力商品があれば、その限界を乗り越える事も可能性もあります。
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