備品を選ぶ
おいしければそれだけでいい。そういった考えの方もいるかもしれませんが、今の時代、客の求めているものは違います。備品や調度品は店のイメージ作りに大きな役割を果たします。特に飲食店、ラーメン屋の場合、客は味や価格、サービスの他、備品や、調度品の趣味を味わいにやって来ると言っても過言ではありません。それらによって醸し出される店内の雰囲気を総合的に評価するものなので、決してないがしろにすることはできません。客はそういった雰囲気を掴んでオーナーの人柄や品位を見ようとします。逆に言うと自分の経営理念やポリシーを客に伝える有効なツールと考える事ができます。
器、皿、箸、テーブルや椅子の素材や形、メニューボード、ポスターや置物、照明器具やその色、壁や天井の素材や色、更に従業員の服装、BGM、厨房器具までも含めて、商品の一部として吟味してもらえるよう工夫が必要です。
例えおいしいラーメンを作れても、そうした細々とした店の演出をいい加減に考えると、悪趣味な店となったり、没個性の店ができあがって、繁盛するのは難しいでしょう。備品や調度品はメニューとマッチしたものにする。これが大原則です。しかもそれが、他のどの店にもない独自のものであれば、店の個性をきわだたせ、クチコミでの広告効果をもたらし、また、固定客、常連客作りにも貢献します。
自分の趣味嗜好、店作りに自信がない方も、幸いラーメンという食べ物は必ず地方色豊かなメニューであるので、そういったところをヒントに考えていくとなかなか個性的な雰囲気を出せるものです。とにかく、安いからとかそういった理由だけで、揃えてしまっては意味がありません。それ相応の出費が伴うかもしれませんが、それは後で必ず売上増となって戻ってくるのです。
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